人間と違って生きていくのに群れの順位が常に付き纏ってくる

ケータイ世代の人間たちとサルの生活は根本的に何が違うのか比較

順位の低いメスの場合、こうはいかない。自分より順位の高い個体が群れのなかにたくさんいるので、逃げまわったり、時には毛づくろいをして機嫌をとったり、社交に時間を費やす。食料を思うままに調達できるとは限らない。状況に応じて遊動する必要がある。結果として、子育てにばかり時間を注ぐことができなくなる。いきおい、低順位のメスの子どもは、高順位の子に比べて、放っておかれることがはるかに増える。それはしばらくは当事者にとって不幸かもしれない。

しかし長期的には、子ザルを社交的にすることにつながっていく。四~五歳というニホンザルの思春期にあたる段階で、高順位のメスの子と低順位のメスの子の社会的交渉の頻度を比べると、後者の方がはるかに高いことがわかる。そして、昨今の日本の親子関係とは、母親が何不自由なく思うがままに密着した状態で養育を行ったため、かえって子どもの社会化に悪影響を及ぼしているという点で、順位の高いニホンザルの母子と類似しているのである。

人生移行の停滞低順位のサルと高順位のサルの社会的交渉のパターンの差異は、単に量的なものにとどまらない。原則的に子ザルは生まれてのち、まず母ザルを交渉相手の初めのひとりとして、社会的発達をスタートさせ、次いで同年齢かつ同性の仲間とのつき合いへと移っていく。それから、やがて、年が開いていてしかも同性に限らない相手にも関心が移行するのがふつうである。ところが、高順位のサルでは、この変化がなかなか起きてこない。そして母子密着型の子育てのもとで育った現代日本の若者のあいだでも、これとほぼ類似した現象が広く現れる気配がある。


私が知りたかったのは、現代日本のこうしたごく「ふつう」の都市型家族において、親は子どもに月々いくらぐらいの出費を行っているのだろうか、ということだった。むろん、子どもが親とともに食事をする以上、食費のなかに子どもの食いぶちが含まれているのは事実に違いないし、住居費、光熱費もまたしかりである。

けれどもそういう家族内の公共性の高い支払いとは別に、もっぱら子どものために出すお金の額は全体の支出のどれぐらいにあたるのかを知りたいと思った。それというのも、よく言われることだが、日本の家庭は子ども中心に動いているという指摘がある。欧米では親のニーズがまず優先されるのに対し、日本では子のニーズがそれを上回ると言われる。

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